-
-
1年に2回(6月、11月)開催されるパナソニック主催の『住まいのテーマパーク』。
住まいのテーマパークの主となるものは、パナソニック住宅耐震工法【テクノストラクチャー】です。
木+鉄で建てる住宅なのですが、地震に強いと言われる理由はそれだけではありません。今回は枚方市にお住まいのN様と一緒に参加させて頂きましたので、その内容をまとめます。
▲一緒に撮影していただきました。
-
-
N様の意向により、到着してすぐセミナーを受けました。
主な内容は、
- ①ゼロエネ住宅について
- ②構造計算について
- ③住宅ローンについて
各15分ほどの時間で、要点を分かりやすく解説してもらいました。
例えば「重心」と「剛心」をご存じでしょうか? 重心は聞きなれた言葉だと思いますが、剛心は初めて聞かれる方が多いのではないでしょうか。
重心とは建物平面形状の中心で、剛心とは水平力に対抗する力の中心です。
図1をご覧ください。
このような正方形の間取があった場合、重心が中央にあるのに対し、剛心は少し左上にあります。 つまり、剛心がある反対側の右下部分(図面上オレンジ色の部分)は、横揺れに対し非常に弱い部分であるということです。では、重心と剛心はどの位置にあるのが理想なのでしょうか?
答えは「出来るだけ近い方がいい」です。重心と剛心の近さを「偏心率」と表現しますが、一般的な木造住宅において偏心率は0.3以下です。
しかし、テクノストラクチャーでは0.15以下に抑えなければなりません。
つまり、木+鉄で建てたから地震に強いのではなく、このように、細部までこだわりを持って建てるから地震に強くなるのです。
▲真剣にセミナーを受けられています。図1)重心と剛心とは?
図2)横揺れに弱い部分
図3)偏心率
※偏心率の数が小さい程、重心と剛心の距離は近くなります。(0.1>0.3)
-
-
セミナーが終われば、いよいよ各種体験コーナーへ向かいます。
実際に目玉となるコーナーは、震度7の揺れが体験出来る耐震コーナーです。
私は諸事情により体験出来ませんでしたが、震度7の揺れは恐ろしいですね。
歩くのはもちろんのこと、支えが無ければ座っているのもままならない程の揺れに感じました。
体験コーナーでは固定されたテーブルがあるため支えがあって安心ですが、実際の場合は、テーブルはもちろんのこと、固定された家具などありません。
本当に震度7の地震が起こった場合、人はただただ無力なものだと実感出来るような体験コーナーでした。- ①少しずつ揺れが大きくなります。
- ②震度7に達した瞬間です。
- ③あまりの揺れにヘルメットが外れそうになります。
- ④もうこちらを見る余裕が無さそうです。
- ⑤揺れが弱まりました。ペットボトルのお茶を見ればどれだけ揺れたか一目瞭然です。
- ①少しずつ揺れが大きくなります。
-
-
体験も終わり、最後に見学コーナーへ回ります。
メーターモジュールと尺モジュールのモデルハウスがあったり、パナソニック商品の展示コーナーがあったりとても充実しています。
IH実演コーナーで料理していたドーナッツは美味しかったですし、各種コーナーにビンゴが置いてあり、コーナーを回る楽しみもありました。
パナソニック主催ということだけあり、来場者数は多かったですが、それでも道や駐車場は混んでいなかったですし、イベントとしては大成功だったと思います。
枚方市のN様からも「来て良かった、面白かった。」と喜んでいただけたので良かったです。次回は平成28年6月頃に開催される予定です。
平成28年10月までに請負契約、平成29年4月までに完成すれば、消費税8%のままで建てられます。増税前の駆け込みではありませんが、新築をお考えの方はお早めにお問い合わせください。
▲サッシの説明を真剣に聞いておられます。
▲二種類のモデルハウスをご覧いただきました。
▲パナソニックの歴史も楽しまれました。